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【クリニック監修】頭皮が痛い理由を知りたい!何のシグナルなの? 不安!!
【頭皮に痛みが!それって何かのトラブル?】頭皮が痛い!そう感じた時は、何らかの頭皮トラブルを起こしている可能性もあります。頭皮の痛みは、放置するなどもってのほか。痛みがさらなるトラブルを引き起こし、挙句には薄毛につながるかもしれません。頭皮の痛みの原因とその対策について、詳しく解説します。
このページの監修者のご紹介

医療法人社団ウェルエイジング
Dクリニック福岡(旧城西クリニック福岡)
チーフ(看護師) 大野 ふみ(おおの ふみ)
経歴
2005年に看護師として入職。看護業務に従事したあと、Dクリニック福岡(旧城西クリニック福岡)のチーフスタッフとしてクリニック運営にも携わるようになる。
看護師の知識と経験を活かし、正しい医療情報の提供と、患者さまに寄り添った温かみのある対応を心掛けている。クリニックスタッフと積極的に意見交換を行い、患者さまに居心地良く感じていただくための接遇や院内の雰囲気づくりに注力している。また、それぞれのスタッフが力を発揮できるよう育成にも力を入れている。
頭皮が痛い!それにはどんな意味が隠されているの?
頭皮が痛いという症状を経験したことはありませんか? 頭皮が痛いということは、頭皮に何らかのトラブルが起きていると考えられます。このコラムでは、そんな頭皮の痛み関する代表的な事例を紹介します。重症化すると頭皮が炎症を起こし、ひいては脱毛症や薄毛につながる可能性もあるので、注意が必要です!
頭皮が痛いとき、どんな原因が考えられる?
頭皮が痛いときの原因としては、大まかに以下の原因が考えられます。もし頭皮に痛みがあり、症状に当てはまっているものがあれば注意しましょう!
頭皮が痛いときの原因(1)
不衛生な頭皮環境で頭皮が炎症を起こしている
あまりお風呂に入らなかったり、いい加減なシャンプーしかしていない人は、頭皮の衛生環境が悪くなり、頭皮が痛くなることがあります。
そんな不衛生な状態になると、皮脂腺から出た皮脂を含んだ、油っぽいフケが大量に発生します。そのフケを温床にして常在菌が繁殖して結果的に皮膚炎を発症し、頭皮の痛みにつながる可能性があります(脂漏性皮膚炎)。
また、皮脂腺から出た皮脂が毛穴に詰まるとニキビが発症することもあり、ニキビの悪化により炎症を起こして、頭皮の痛みにつながる可能性もあります。頭皮の痛みにつながります。
逆に、シャンプーと頭皮との相性が悪かったりすると、頭皮が乾燥してカサカサしたフケが発生します。こちらもこのフケを媒介にして常在菌が繁殖し、皮膚炎の原因になり、頭皮の痛みにつながる可能性があります。(ひこう性皮膚炎)。
これらの皮膚炎は、頭皮が赤くなってかゆみや痛みがあり、ついつい爪でかいてしまうので、痛みが知らないうちに重症化するケースがあります。
頭皮が痛いときの原因(2)
紫外線(UV)で頭皮が日焼けしている
春から秋にかけて、日本では強い紫外線(UV)が降り注ぎ、日焼けや炎症を起こす原因になります。頭皮も同様で、髪から頭皮が露出しているつむじ部分などは、紫外線の影響で日焼けする可能性があります。
過度の日焼けはやけどのような症状を伴うこともあります。その場合、頭皮が赤くなり、やけど特有のヒリついた刺激の痛みを感じる場合があります。
頭皮が痛いときの原因(3)
ヘアケア用品で頭皮が荒れる
シャンプーやリンスを始めとしたヘアケア製品は、使用時に頭皮に直接付着します。そのため使われている成分が頭皮の肌質に合わないと、頭皮が過敏反応やアレルギー反応などを起こし、炎症が出て赤く腫れ上がって痛みにつながることがあります。
パーマ液、カラーリング剤なども同様で、頭皮の痛みを回避するために注意が必要です。
頭皮が痛いときの原因(4)
頭皮にキズがある
頭皮をツメを立てて引っ掻いたりして、頭皮にキズができたりしていると、その傷が炎症を起こし、赤く腫れて痛みが伴うかもしれません。
頭皮は髪の毛に隠れているので、キズを負っていても気がつきにくく、多少の痛みなら放置してしまうこともあるので注意しましょう。
頭皮が痛いときの原因(5)
ウイルス性の疾患に罹患している
頭皮が赤くて痛みがあるとき、何らかのウイルス性疾患にかかっている可能性もあります。
例えば帯状疱疹は、水ぼうそうの「水痘・帯状疱疹ウイルス 」が体内に長年潜伏し、免疫力が低下したときに出現します。
帯状疱疹は文字通りピリピリと刺すような痛みと、小さな班点と水ぶくれが帯状に赤いアザが体にでき、それが帯状に広がる病気です。帯状疱疹は頭皮にも起こり、ピリついた痛みや皮疹、水疱などが生じる場合があります。
頭皮の痛みは薄毛の注意信号?
頭皮に痛みを感じている状態が続くと、、将来的に薄毛などの原因になる可能性も否定できません。
頭皮の痛みごとに、適切な対処をして痛みを取り除く必要があります。
頭皮の痛みの対策(1)
生活習慣を見直す
頭皮の痛みは直接的なダメージですが、その遠因は、不摂生な生活で体の免疫力が落ちていたりしていることだったりします。
十分な睡眠時間を取り、バランスの良い食事を取り、ストレスを過度に溜めないなど、生活習慣を見直して健康的な生活を送りましょう。
タバコは控え、お酒はほどほどに抑えることも大切です。
頭皮の痛みの対策(2)
適切なヘアケアを行う
髪は、頭皮の中にある毛母細胞が細胞分裂を繰り返し、角質化して成長していきます。その頭皮の環境が良好でこそ、健康的な髪が育つわけです。
毎日の洗髪を欠かさず、頭皮の余分な皮脂を洗い流し、頭皮環境を清潔に保ちましょう。ただし、皮脂は頭皮を保護する役割もあります。シャンプーをしすぎると頭皮が乾燥してしまうので注意しましょう。
また、シャンプーやヘアカラーなどの使用で頭皮に炎症を生ずる場合は、頭皮に負担のかからない商品に変えるか、医師に診察してもらいましょう。
頭皮の痛みの対策(3)
疾病は適切に治療する
外傷や帯状疱疹、アレルギーといったケガや病気などは、医師の診察を受け、適切な治療を行いましょう。
頭皮の外傷は、放置しておくと傷跡がそのまま残ってしまう可能性があるので注意しましょう。
頭皮の痛みとは別に抜け毛もあるなら、AGAの可能性も?
抜け毛と一緒に頭皮に痛みがあり、痛みが治っても抜け毛もあるなら、AGA(男性型脱毛症)を発症している可能性も疑いましょう。
一部の皮膚疾患では、炎症による痛みがあり、悪化によって脱毛を起こすことがあります。
AGAは、男性ホルモンのジヒドロテストステロン(DHT)が、頭皮の中にある毛母細胞のはたらきを阻害することで発生する脱毛症です。AGAの症状で頭皮に痛みがおきることはありませんが、AGAは成人男性 の3割は発症するという、きわめてポピュラーな脱毛症です。痛みが治っても抜け毛が治らないのであれば、AGAであることを疑ってもいいかもしれません。
そしてAGAは、加齢に伴って進行する脱毛症です。自然に回復することは絶対にないので、AGAだと分かったら少しでも早く対策を行うべきです。
なお、AGAについては、当Dクリニック福岡(旧城西クリニック福岡)のこちらの記事もお読みください。
頭皮の痛みと抜け毛もあるなら専門クリニックのカウンセリングを
頭皮の痛みがあり、かつ抜け毛がある場合は、抜け毛の専門クリニックに相談しましょう。専門クリニックならではの高い知識と経験から、頭皮の痛みはもちろん、AGAの治療も行ってくれます。
しかし「いきなりクリニックに足を運ぶのは抵抗がある」ということなら、まずは専門クリニックの無料カウンセリングに申し込んでみましょう。
無料カウンセリングでは、頭皮の痛みや抜け毛の症状をスタッフが確認し、適切な対策の道筋を示し、大まかな治療コストも算定してくれます。
無料カウンセリングは予約制なので、プライバシーへの配慮も行き届いています。
Dクリニック福岡(旧城西クリニック福岡)の無料カウンセリングは、下記フォームから申し込むことが可能です。お気軽にお申込みください。
【Dクリニック福岡(旧城西クリニック福岡)無料カウンセリングフォーム】
(まとめ)
頭皮の痛みに関する記事はいかがでしたか? 頭皮の痛みは、頭皮トラブルのシグナルです。見過ごすことなく、必ず適切な対策や治療を行うことが大切です。頭皮の痛みを解消すれば、将来的な薄毛のリスクも軽減されるはずです。
注:記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。
サイトの情報を利用し判断・行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。